2017
03.10

ホウ酸防蟻のデメリットは?

SOUFA(ソウファ)はホウ酸系防蟻剤です。

ホウ酸は海外では防蟻剤として一般的に利用されており、近年日本でも薬剤認定が進み利用が広まっています。
なんといっても効果が高く毒性が極めて低いことがユーザーや施工者から支持されています。
また、今までの防蟻剤と違い揮発性がない為効果が半永久的に続くことも特徴です。

さて、そこで同時に考える必要があるのが「デメリット」についてです。

弊社の考えるホウ酸系防蟻剤のデメリットは3つです。

  1. 価格
  2. 購入経路が限られる
  3. 水に流れる

まず価格についてです。市販されている防蟻剤に比べてホウ酸系防蟻剤は価格が高いです。
というのもそもそも販売経路が非常に限られているので、一般の方では入手が困難です。

そして2つ目の入手経路について。
世界的に利用されている防蟻用のホウ酸は、8ホウ酸2ナトリウム4水和物という薬剤です。これは輸入品になりますが一般人では手に入りません。
その為、それを元に製造されている防蟻剤を入手しなればならないのですが、ほぼエンドユーザー向けには販売されていません。
これらの防蟻剤を取り扱っている会社は数社ありますが、代表的な2社が下記です。

エコパウダー
・施工代理店制度を設定しており、全国各地に施工代理店網が敷かれている。一部薬剤のみの販売を行っているのでネット検索で見つけることができる。

日本ボレイト
・施工代理店制度を設定しており、全国各地に施工代理店網が敷かれている。薬剤のみの販売はしておらず必ず施工店に依頼する必要がある。

今のところこの2社がホウ酸系防蟻剤ではリーディングカンパニーです。
そんな中、弊社では8ホウ酸ではない別のホウ酸を原料とした防蟻剤を製造販売しています。こちらは通販で販売しており一般の方でも入手できるようにしています。最近ではご自宅の防蟻施工を自分で行う方が増えているようで、ユーザーからの直接注文が増えてきました。

こちらで購入することができます。
【公式】SOUFA公式Yahoo!ショッピングサイト
よく「ホームセンターで販売していませんか?」とご質問いただくのですがその流通経路では販売しておりません。これからホームセンター等でも販売できるように働きかけてゆきたいと思っています。

そして最後のデメリットですがホウ酸系防蟻剤は水に流れるという特性があります。
木材にしみこませるために水に溶けるように生成している為、逆に言えば水に再度溶け出す可能性があるといえます。
その為、施工上の注意としてはホウ酸系防蟻剤を施工する際は雨がかからないように注意することです。
それさえ注意できれば結露等で大きく溶脱することは考えにくいので、外壁で覆われた内部構造体からホウ酸系防蟻剤が流れ出るということはあまり気にする必要はありません。

ホウ酸は無機物なので揮発しません。既存防蟻剤の多くは揮発性有機化合物が多く、5年程度で再施工を求められます。しかし内装材や外壁を張ってしまった後でサイド施工することは不可能です。
その為、今では多くの木造住宅がシロアリにやられ放題のまま建ち続けています。地震などで倒壊する住宅の多くはシロアリ被害を受けているといわれています。その為には出来るだけホウ酸系防蟻剤を構造体全てに施工してシロアリ対策を行うべきです。

弊社ではそれらを自分たちで実施できるようにネット通販で販売しています。
もちろんプロユースも歓迎です。

ホウ酸系防蟻剤によって住宅が倒壊の危険から守られることを願っています。

下記動画で施工性が確認できます。

シロアリへの効果は下記でご確認ください。

防炎性能も同時に付与することが出来ます。

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