2020
07.08

アメリカカンザイシロアリの完全駆除は難しい

あアメリカカンザイシロアリは材内部に深く入り、数頭の個体からでもコロニーを再生してしまう為、外部から完全に駆除する事は難しく、現在の所日本における対策は試行錯誤といった状況です。

実際の作業としては①被害部位の徹底的な調査②被害部位への薬剤のきめ細やかな注入③その後数年間にわたる定期調査と再処理という流れです。

保証を付ける事は難しく、アメリカカンザイシロアリの被害と判明した時点でキャンセルする防除業者も多いようです。

また、日本における白アリ防除処理基準を定めている社団法人日本しろあり対策協会においても、アメリカカンザイシロアリを含むカンザイシロアリ類に対するマニュアル等は定められていません。

アメリカなどでは燻煙処理が行われています。しかし日本の住宅事情では事実上不可能だと言わざるを得ません。

ですから、予防が大切になります。しかし、現在の日本ではアメリカカンザイシロアリを想定した住宅はほとんど作られていません。

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