03.01

不燃認定取り消しにならない会社【2017年記載記事】
まずはじめにお断りしておきたいのが、この様な記事を書く際は色々は所からの反発や圧力があるのですが、あくまでも記載者のいち見解として書いており、特定の企業を中傷する意図はない事をご理解ください。
実際に、これらの会社の関係者であろうIPアドレスから電話が入ったり、facebookアカウントに誹謗中傷が入ったりしています。
実は不燃認定取得が近年急速に厳しくなっています。
その理由がこちら
www.mlit.go.jp
平成23年6月29日に国交省から、不燃木材をすでに販売している会社の性能不足が指摘された問題です。
10社の抜き打ち試験の中で9社の不燃木材で性能不足が判明し、再試験をするも通らずという結果です。
これをきっかけに木材の不燃認定取得はとにかくややこしくなり、その後木材不燃認定を取得した会社は限られています。
※2025年に確認した所、割と多くの企業が木材での準不燃認定を取得している様です。リン系の薬剤が多い印象です。
同じ不燃木材を研究する会社としては真摯に受け止めなければならないと感じた事案です。しかしここで少々ふに落ちない事があります。
それが、これらの不燃木材の会社の認定番号は取り消しにならないという事です。
まとめるとこんな感じ。
①性能不足はあったが認定の取り消しにはならない
②当該製品については使用されている部位が建基法の基準を満たしていない場合は改修を行なう
③指摘各メーカーは原因の究明と再発防止策を国交省に報告する
④今後の営業継続には制約は無い
という事で、各社その後も不燃木材を出荷しています。
う~ん。これはどうなのでしょうか?ちなみにそれらの会社がこちら。
性能不足の不燃木材として指摘された会社一覧。※認定番号取り消しはされていません。
※圧力がかかったため会社名を消します。少し調べればすぐに出てきますので、ご自身でお調べください。記載していた会社の社長らしき方からの攻撃でした。(証拠は残してあります)名前を尋ねたところ、名乗らず且つ、別の会社名を名乗っていたことが後で分かりました。
これらの会社は「不燃木材」と検索するといまだに検索上位に出てくる会社ばかりです。ですからそのまま不燃木材の販売をしている模様です。
まあ、その後は品質管理にも気をつけているでしょうし基準はクリアーしているのかもしれませんが、どうも納得がいかないな~と感じています。
これらの会社はもう一度認定試験をやり直すべきだと考えます。そして再取得すれば問題ないのでは?
でも、もしかすると今の基準ではクリア値が出せないのかもしれませんね。
ただ、これらの企業を認定取り消しにしてしまうと事実上日本では不燃木材がほぼ流通しなくなります。
また、抜き打ち試験を免れた企業はラッキーだったという不公平感も生まれます。
だからこそ、再試験をして誰にも文句を言われない状態で再度認定番号を取得すればいいのにな・・・と思う訳です。
余談ですがある認定取得企業の方とお話しする機会がありました。(上述企業ではありません)
認定が厳しくなる前にある樹種で認定を取得しており、その番号で現在も生産をしています。
取得した際に別樹種に関して費用面から取得を後回しにしたそうです。その後認定番号は取得できていません。
担当者曰く下記の様に言っていました。
「なぜあの時当時に取得しなかったのかが悔やまれる。今試験を受けてもまず通らないからね」
やはり、上記の様な事情があるようです。
だからこそ業界健全化の為には再試験が必要だと思います。
2016年8月18日追記
不燃木材について色々と調べていたところ、上記会社の中の「越井木材」の情報がヒットしました。
りん酸・ほう酸系薬剤処理/スギ材
越井木材工業株式会社
RM-0052(3) 平成27年9月09日
との事。これって・・・再試験を実施したという事なのでしょうか?RMというのは「難燃認定」を指しています。元々越井木材が有している「不燃認定」もリン酸・ホウ酸系薬剤処理なので同じ処理方法なのかもしれません。
しかし「難燃認定」です。不燃認定番号を有していますのでわざわざ難燃認定を取得する必要があるのかどうか不明ですが、何か別の用途があるのか・・・それとも単純に不燃認定には性能が届かないのか・・・真相は当事者のみ知ると言ったところです。
認定取り消し等とは、直接関係なのですが、定期的にご連絡いただくのが、液だれ、白華問題です。業界各社が頭を悩ませている例の問題です。なかなか解決の難しい課題です。各社、それらの課題を解決したと謳って材料を発表、販売していますが、採用現地の声とはやや異なるようで、実際には液だれをして困っている、白華して対策が打てない等お悩みの電話が入ります。当社にお電話いただいても、お手伝いできることが無く、心苦しい限りです。
もう、この辺りは言った言わないの押し問答らしく、メーカー側は「その様な現象が起こると説明した」、顧客側は「聞いていない」の言い合い。とある、木材加工会社様が新事業でフランチャイズ不燃木材の製造を始めたのですが、結局撤退してしまいました。その理由は「結局、白華と液だれが解消しない」との事でした。フランチャイズ契約時にはそれらが解消された不燃木材であると説明を受けていたようなのですが、実際は違ったようです。そのまま事業を続けると顧客との係争が増えそうだという事で、事業譲渡をし撤退の決断を下したようです。実は、その前に「何とかならんか」と相談を受けましたが、「いや~ちょっと無理かも」というお話をさせて頂きました。
不燃木材が液だれや白華する現象について「不燃木材 潮解」と検索すると幾つか興味深い資料が出てきますので、詳しく知りたい方はそれらを参考にしてください。
ちなみに、少し調べてみたところ、キシラデコールUAという白華を抑える塗料があるようです。こちらの処理でいくらか防げるかもしれません。ただし、キシラデコールUAを塗ってしまうと、おそらくそれ自体が可燃性塗料だと思うので、仕上として使っていいのか?(法的に)は不明です。これらは各市町村の建築主事に確認してください。
この記事にたどり着いた方は、不燃木材を作りたい木材関係者か、それらを採用して課題が発生してしまった関係者、もしくはこれから不燃木材を採用した建築を検討している方だと思います。不燃木材はあまり筋のいい案件ではないかなというのが当社の見解です。
※2025年追記
2025年現在、スギ材への準不燃認定を取得している大手企業がありました。ただし、これはあくまでも「その材料を塗った、その後方で作られたスギ材」という事になるはずなので、皆さまが施工するスギ材やそれ以外の木材に塗布したからと言って準不燃材料になるわけでは無いと思われます。











