2017
08.01

アート作品の防炎防火不燃化の方法

ご相談が増えてきている案件です。
公共的な展示イベントだったり、大学の展覧会等の担当者さんから作品にsoufaを塗布することで防炎対策や不燃化が出来ないかというもの。

結論から言うと、材料によっては可能です。
例えば木製の彫刻などであれば、直接塗ることが可能です。soufaは中性なので木材を傷めることはありません。
ただ気を付けなければならないのは「塗りすぎ」です。塗りすぎると白華と呼ばれる、薬剤が表面に粉を吹いたような状態になる現象が起こります。
しかし、これはぬれた布で拭き取れば除去できるので調整しながら施工してください。

下記に詳しい記事を書きましたのでこちらも参考にしてください。
SOUFAを使って消防署と協議する
SOUFAを塗ると消防検査をクリアできますか?

白華で表面に浮き出る白い粉はポリホウ酸ナトリウムです。
材料中に染み込むことが出来なかった余分な材料となりますので除去しても構いません。

布や紙に対しても適用可能です。
こちらも吹き付け等の処理で利用してください。

実際の燃焼度合いは各材料によって異なる為、テストが必要です。
例えば布でもポリエステル等の化学繊維が含まれている場合は、よりよく燃えるため綿だけの布よりもsoufaの影響力が落ちます。

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