2025
12.09

「ホウ酸」と「ホウ酸塩」の家系図。天然鉱物という“大元”から生まれる、シロアリ対策の主役たち

アメリカカンザイシロアリ

シロアリ対策について調べていると、「ホウ酸」「ホウ酸塩」「DOT」など、似たような言葉がたくさん出てきて混乱したことはありませんか? 実は、これらは別物でありながら、一つの大きなファミリー(家族)でもあります。

今回は、「ホウ酸塩(鉱物)」という“大元”と、そこから生まれる様々な種類の成分について、その違いと役割を分かりやすく解説します。


1. すべての大元は「ホウ酸塩(鉱物)」

まず、一番大きな枠組みからご説明します。 すべての始まりは、自然界の砂漠地帯(アメリカやトルコなど)に眠る「ホウ酸塩鉱物(Borate Minerals)」です。

これが「大元」です。 太古の昔、火山活動や湖の蒸発によって大地に蓄積された「天然の石(ミネラル)」の総称であり、ウレキサイトやコレマナイトといった鉱石がこれにあたります。 この天然の鉱石を採掘し、工場で精製・加工することで、用途に合わせた「数種類のホウ酸の仲間たち」が生まれます。

2. 用途によって違う!ホウ酸ファミリーの仲間たち

「大元(ホウ酸塩鉱物)」から精製される成分には、主に以下のような種類があります。それぞれ性格(化学的な性質)が異なります。

① 長男:ホウ酸(Boric Acid)

  • 特徴: 鉱物から不純物を取り除き、酸性にしたもの。
  • 用途: 目薬、コンタクトレンズの保存液、ゴキブリ団子など。
  • 弱点: 水に溶けにくい(溶解度が低い)ため、高濃度の液体を作るのが難しい。

② 次男:ホウ砂(Borax)

  • 特徴: アルカリ性の性質を持つ。スライム作りの材料として有名。
  • 用途: 洗剤、ガラスの原料、理科実験など。
  • 弱点: 防蟻剤として使うには、木材への浸透性がやや劣る。

③ 三男:DOT(八ホウ酸二ナトリウム)

  • 特徴: 防蟻・防腐のために最適化された成分。水によく溶け、木材に吸い込まれやすい。
  • 用途: 木材保存剤(ティンボアの主成分としてよく使用される)
  • 強み: 高濃度で木材の奥深くまで浸透し、シロアリを確実にブロックする。

3. SOUFAは独自生成されたポリホウ酸塩

私たちSOUFAは、このファミリーの中から「ホウ酸、ホウ砂」を採用しています。 一般的に「ホウ酸処理」と呼ばれていますが、厳密には「ホウ酸塩処理」です。

SOUFAは水によく溶ける: 純粋なホウ酸は水に溶けにくく、すぐに底に溜まってしまいます。一方、ポリホウ酸塩は水によく溶けるため、非常に濃い防蟻液を作ることができます。

  1. 木材への浸透力: 高濃度の液体を作ることで、木材の表面だけでなく、シロアリが食い進む内部まで有効成分を届けることができます。

「大元」である天然鉱物の安全性を持ちながら、木材を守るために最も進化した形。SOUFAなのです。


まとめ:名前は違っても、守る力は「天然由来」

「ホウ酸」も「DOT」も、元をたどれば砂漠にある天然鉱物(ホウ酸塩)という同じ親から生まれた兄弟です。

  • 大元: ホウ酸塩(天然の鉱物)
  • その中身: ホウ酸、ホウ砂、DOTなど(用途に合わせて加工)

「天然由来の安心」と「科学的な性能」。その両方を持つSOUFAで、大切なお住まいを守ってください。

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