12.19

ホウ酸防蟻剤の評判が真っ二つに分かれる理由。「業界の歪んだ構造」とは?
ホウ酸系木材保存剤, ホウ酸系防蟻剤, 住宅メーカーホウ酸系防蟻剤
「ホウ酸 シロアリ」と検索すると、結果が真っ二つに分かれていることに気づかれると思います。
- 「ホウ酸は効かない」「水に弱いからダメだ」 という否定的な記事
- 「ホウ酸こそ最強の防蟻剤」「世界標準の安全対策」 という肯定的な記事
なぜ、同じ物質に対してこれほど正反対の評価が下されるのでしょうか? 実は、それぞれの記事を書いている「発信者」を確認すると、ある興味深い事実(業界の裏側)が見えてきます。
否定派と肯定派、それぞれの「正体」
記事の発信元を注意深く見てみてください。
- 否定的な記事を書いているのは・・・ 多くの場合、「シロアリ駆除業者(施工店)」です。
- 肯定的な記事を書いているのは・・・ 多くの場合、「住宅会社(工務店・ハウスメーカー)」や「建築のプロ」です。
なぜ、家を守るという同じ目的を持っているはずの両者が対立するのでしょうか?そこには、日本のシロアリ防除業界ならではの「ビジネスモデルの対立」が存在します。
1. 駆除業者がホウ酸を嫌う「5年後の再施工」というドル箱
従来の日本のシロアリ対策(合成殺虫剤・農薬系)は、「効果が5年しか持たない」という致命的な弱点があります。しかし、これは駆除業者にとっては「5年ごとにまた仕事がもらえる」という最大のメリットでもあります。
彼らのビジネスモデルは、「5年後に効果が切れる薬剤」を撒き、保証が切れるタイミングで「再施工」を受注し続けることで成り立っています。それを見込んで新築時の施工価格をかなり抑えている業者もあります。これは住宅取得者にとってはとても有利な仕組みです。
しかしそこに、「一度処理すれば効果が半永久的に続く」というホウ酸(SOUFA)が現れたらどうなるでしょうか? 再施工の必要がなくなれば、彼らの将来の売上が消滅してしまいます。だからこそ、駆除業者の多くはホウ酸を歓迎せず、「水に溶けるからダメだ(床下が水浸しになる前提の極論)」や「即効性がない」といったネガティブな情報を発信する傾向にあるのです。
また、多くのシロアリ施工業者は公益社団法人日本しろあり対策協会という団体に加盟しており、この協会はホウ酸に否定的であるということも影響しているかと思います。しかしながら、公益社団法人日本木材保存協会というもう一つのシロアリに知見のある団体はホウ酸系薬剤を認定していたり、両協会の役員は絡み合っていたりと・・・複雑な事情があります。
2. 住宅会社がホウ酸を選ぶ「家を守る責任」「手離れの良さ」
一方、新築住宅を建てる工務店や設計士の視点は全く異なります。彼らの目的は「シロアリ駆除で稼ぐこと」ではなく、「お客様の家を30年、50年と長持ちさせること」「お客様からクレームが出ないこと」「家が壊れない事」です。
近年の住宅は「高気密・高断熱」が標準となり、壁体内結露のリスクや、換気システムによる床下空気の循環など、従来とは異なる環境にあります。
- 揮発して空気を汚す農薬を使いたくない(シックハウス対策)→クレームリスクが有る
- 壁の中など、再施工できない部分の防蟻効果を切らしたくない→被害にあった場合まず初めに住宅会社に連絡が入る
- 「長期優良住宅」などの認定基準をクリアしたい→住宅ローン金利の優遇があれば請負価格を高くできる
こうした「住宅の品質」を追求するプロたちにとって、自然分解せず、効果が持続し、人体に安全なホウ酸(SOUFA)は、まさに理想的な選択肢なのです。ハワイなどのシロアリ激戦区でホウ酸が標準採用されている事実も、彼らの判断を後押ししています。
まとめ:誰のための情報かを見極める
検索結果にある「ホウ酸への否定的な意見」の多くは、「再施工ビジネス」を守りたい業界側のポジショントークである可能性は否定できないかと思います。
「5年ごとに薬剤を撒き続けたい業者」と、「一度の施工で永く家を守りたい建築のプロ」。 どちらの意見が、これからマイホームを建て、長く住まう施主様の利益になるかは施主自らが選ぶ時代です。
当社SOUFAは、住宅を「消費されるもの」から「資産として残るもの」へと変えるために、あえて業界の常識に挑戦し、ホウ酸による防蟻処理を推進します。












