12.08
大手シロアリ業者が指摘する「ホウ酸の弱点」。それは本当なの?
シロアリ駆除の大手企業コラムにてホウ酸に関する記事が公開されています。 プロの視点からホウ酸の特性が解説されており、非常に参考になる内容です。その中で、ホウ酸の注意点として以下の3点が挙げられています。
- 日本しろあり対策協会の認定薬剤ではない
- 巣ごとの駆除には向かない(効果が限定的)
- 水に溶けやすく流出しやすい
これらは「従来のシロアリ駆除」の視点で見れば正論です。 しかし、SOUFAが目指す「木材そのものを守る(木部処理)」という視点では、これらの特性こそが最強の武器になります。一つずつ紐解いていきましょう。
1. 「認定がない」の真実:管轄の違いです
記事では「日本しろあり対策協会の認定薬剤ではない」とされています。これは事実です。 しかし、それはホウ酸が効果がないからではありません。「管轄している協会が違う」だけなのです。
- 日本しろあり対策協会: 主にシロアリ駆除(施工)を専門としている。農薬系薬剤がメイン。
- 日本木材保存協会: 主に「木材の耐久性向上(保存剤)」を管轄。
SOUFAは、公益社団法人日本木材保存協会の認定(A-5465)を取得しています。 つまり、「施工」としての枠組みではなく、「家を腐らせず、食べられないようにする薬(長期優良住宅の劣化対策等級3対応)」として、認定を受けています。
2. 「巣ごとの駆除に向かない」? 予防こそホウ酸の真骨頂
記事では「直接食べさせる必要があり、巣全体の駆除には向かない」とありますが、これは「今すぐシロアリを全滅させたい(駆除)」場合の話です。これは確かにその通りで、ホウ酸ではその場でシロアリを全滅させる事は出来ません。状況に応じて即効性の薬剤と組み合わせて使う事が効果的でしょう。
れて、これから家を建てる、あるいは守るための「予防」においては、ホウ酸の特性が有利に働きます。
- 農薬系(バリア工法): 家の周りに薬剤の壁を作る。壁が切れたら(5年後)、侵入を許してしまう。
- ホウ酸(SOUFA): 家の木材そのものを「シロアリが食べられない物」に変える。
仮にシロアリが床下に侵入しても、土台や柱がホウ酸で守られていれば、彼らはそれを食べることができず(厳密にはちょっとたべる)、その後、巣に戻り、餓死するか逃げ出します。 また、ホウ酸は遅効性であるため、木材をかじったシロアリが巣に戻り、グルーミング(仲間同士で体を舐め合う行為)を通じて巣全体に毒が広がる「伝播効果」も期待できます。
3. 「水に溶けやすい」は、「空気を汚さない」の裏返し
「水に溶けやすく、湿気で流出する恐れがある」という指摘は、「土壌処理(土に撒く)」場合には致命的な欠点となります。雨で流れてしまうからです。 また屋外使用には基本的に利用できません。
しかし、「木部処理(柱や土台に塗る)」場合はどうでしょうか? 床下や壁の中にある木材が、雨ざらしになってホウ酸が流れ出るような状況は、シロアリ以前に「雨漏り」という重大な欠陥事故です。通常の環境下では、ホウ酸が木材から消えることはありません。
むしろ、水溶性のホウ酸は「揮発しない(蒸発しない)」という強力なメリットを持っています。 農薬系薬剤は水に強い代わりに、揮発して室内の空気を汚すリスクがあります。ホウ酸は揮発しないため、その効果は半永久的に持続し、かつ室内の空気を一切汚しません。なお、施工される箇所は住宅の構造体なので居住者がそれらに触れる事は基本的にありません。蒸発するものは水のみです。
一方、農薬系の薬剤はそれ自体が段々と分解されて揮発します。その為、住宅内部に幾分かは入り込んできてしまいます。化学物質過敏症などの方は注意が必要です。
結論:適材適所で選ぶことが重要
「今いるシロアリを即座に駆除したい」
- 「土壌に薬剤を散布してバリアを作りたい」 という目的であれば、従来の農薬系薬剤や専門業者の技術が不可欠です。
同時に、
- 「新築の家を、健康被害のリスクなく守りたい」
- 「5年ごとの再処理コストをなくし、半永久的な安心が欲しい」
- 「空から飛来するアメリカカンザイシロアリ対策で、家全体を処理したい」
という目的であれば、SOUFA(ホウ酸)による全構造材処理が最適解となります。
他社の見解を否定するものではなく、「土を守るか、木を守るか」というアプローチの違いです。 「長く安心して住める家」を目指すなら、世界標準の木材保存剤であるSOUFAをぜひご検討ください。












