2025
12.08

【完全保存版】「ヒノキならシロアリに強い」は大きな誤解?データが暴く木造住宅の“弱点”と、家を100年守る「SOUFA」の結論

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「一生に一度のマイホーム、せっかくだから良い木を使いたい」 そう考えて、土台や柱に「国産ヒノキ」を選ぶ方は少なくありません。営業担当者から「ヒノキは強い木ですから、薬剤処理をしなくてもシロアリは寄ってきませんよ」と説明され、安心しきっている施主様も多いのが現状です。

しかし、木材保存の専門家や研究者の間では、これは「ヒノキ神話」と呼ばれる、非常に危険な誤解として知られています 。

なぜ「高耐久樹種」でもシロアリ被害に遭うのか、そしてこれからの時代に必要な「真の防蟻処理」とは何かを徹底解説します。


第1章:「ヒノキ神話」の崩壊 ~科学的データが示す真実~

1-1. 「強いヒノキ」と「弱いヒノキ」の違い

まず、木材の基本的な構造を理解する必要があります。丸太の断面を見ると、中心部の色が濃い部分と、外側の白い部分にはっきりと分かれています

  • 心材(しんざい): 中心の色の濃い部分。「赤身」とも呼ばれる。防蟻・防腐成分(ヒノキチオールなど)を含んでおり、耐久性が高い 。※ヒノキチオールがふんだんに含まれているのは台湾ヒノキであり、国産ヒノキにはほどんど含まれていない。その為、ヒノキの心材でも特別に食害に強いとは言えない。
  • 辺材(へんざい): 外側の白い部分。「白太」とも呼ばれる。木が成長するための通り道であり、シロアリや腐朽菌の栄養となる「糖類」や「デンプン」を多く含んでいる

重要なのは、「耐久性が高いのは心材だけであり、辺材は樹種に関わらず腐りやすく食べられやすい」という事実です 。防蟻処理が不要な高耐久樹種D1(特定D1樹種)に指定されているのは、あくまでも心材のみ。そして、その心材も食害を受ける事が確認されています。

1-2. 衝撃の実験データ:ヒノキの辺材は2年で腐る

「ヒノキを使っていれば安心」というイメージを覆すデータがあります。 JIS規格に準拠した「野外杭試験」の結果です。これは木材を地面に半分埋めて、どれくらいで腐るかを測定する過酷な試験です

この試験において、ヒノキの「辺材」の耐用年数は、わずか「2.1年〜5.0年」という結果が出ています 。これは、一般的に腐りやすいと言われるスギの辺材(1.7年〜5.2年)とほとんど変わらない数値です 。

つまり、ヒノキであっても「白い部分(辺材)」に関しては、耐久性は期待できないというのが科学的な結論なのです。

1-3. シロアリの巣の上に置く実験

さらに衝撃的なのは、シロアリに対する抵抗性(耐蟻性)の実験です。 イエシロアリの巣の上に、ヒノキの角材を置く実験を行ったところ、心材(赤身)部分は残りましたが、辺材(白太)部分は激しく食害され、ボロボロに食い尽くされました

写真で見ると、元の角材の形がわからないほど辺材部分が消失していることが確認されています 。家の土台がこのような状態になれば、地震が来た際に家を支えることは不可能です。

当社が実施した試験においても、ヒノキは心材、辺材共に食害を受けました。

Japanese cypress is eaten by termites
Japanese cypress is eaten by termites

第2章:流通木材の落とし穴 ~あなたの家のヒノキは大丈夫?~

2-1. 「ヒノキの土台」の実態

「うちはヒノキを使っているから」と言っても、その木材が「100%心材(オール赤身)」であることは極めて稀です。 木材を製材する際、丸太から四角い柱を切り出しますが、コストや歩留まりを考えると、どうしても四隅や端に「辺材」が残ります 。また、それらを騙っている工務店の担当者や親方も、シロアリのプロではありません。シロアリの知見が最も多いのは日々シロアリ駆除等を実施している業者ですが、かれらは「ヒノキはシロアリに食害される」という事を常識であると語っています。

実際に市場に流通している「ヒノキの土台」や「プレカット部材」の多くに、この「シロアリの大好物である辺材」が含まれているのが現実です 。

2-2. 建築基準法の盲点

日本の建築基準法では、地面から1メートル以内の構造材には防腐防蟻措置を行うことが義務付けられています 。しかし、ここには「特例」があります。 ヒノキやヒバなどの「特定D1樹種」と呼ばれる高耐久樹種を使用する場合、薬剤処理を省略しても良いという規定があるのです

多くの工務店やハウスメーカーは、この規定を根拠に「ヒノキだから処理不要」と説明します。しかし、住宅性能表示制度の技術解説書やフラット35の仕様書をよく読むと、以下のような「重要な但し書き」があります。

「木材の耐久性はどの樹種にあっても、心材であることより十分に発揮されるものであり、辺材が含まれる場合は、防腐・防蟻措置を講ずることが望ましい。」

つまり、国の基準でも「辺材(白い部分)があるなら、ヒノキでも薬剤処理をしなさい」と警告しているのです 。この警告を無視して無処理のヒノキを使うことは、家の寿命を縮める大きなリスクとなります。そして、実際にはそれらが特に検査機関から指摘されず、そのままヒノキの辺材が使われている事も多々あるようです。(実運用では)そうなってくると、素人である施主はなかなか気が付く事は出来ません。


第3章:忍び寄る脅威 ~シロアリ被害の最前線~

ヒノキの辺材リスクに加え、近年のシロアリ事情の変化も、対策の重要性を後押ししています。

3-1. 地震で倒壊した家の共通点

1995年の阪神淡路大震災の調査では、倒壊した木造住宅の多くで、土台や柱の接合部に腐朽やシロアリ被害が確認されました 。 特に衝撃的だったのは、「ヒノキの土台や柱であっても、心材部分まで達する腐朽・蟻害が多く認められた」という事実です 。

「ヒノキなら大丈夫」という過信が、大地震の際に家族の命を危険にさらすことにつながったのです。

3-2. 外来種「アメリカカンザイシロアリ」の恐怖

さらに現在、関東以西の都市部を中心に被害を拡大させているのが、外来種の「アメリカカンザイシロアリ」です 。

  • 空から飛来する: 従来のシロアリのように床下から来るのではなく、羽アリとなって空から飛んできて、2階の窓枠や屋根裏(小屋組)に直接侵入します 。
  • 乾燥した木を食べる: 「乾材(カンザイ)」の名の通り、乾燥した木材でも水分を自給して食べ続けます 。
  • ヒノキが大好き: 驚くべきことに、国産ヒノキはアメリカカンザイシロアリが最も好む木材の一つという研究データがあります 。

このシロアリに対しては、従来の「地面から1メートル以内の防蟻処理」だけでは全く無力です。屋根裏や2階の柱など、家全体が標的になるからです。


第4章:なぜ「今の防蟻処理」では家を守れないのか?

「新築時に防蟻処理をしたから安心」と思っていませんか?実は、現在日本で主流となっている防蟻処理には、構造的な欠陥とも言える「期限」の問題があります。

4-1. 「5年」で効果が切れる農薬系薬剤

現在、日本の新築住宅の多くで使用されているのは、ネオニコチノイド系などの「合成殺虫剤(農薬系)」です 。 これらは環境への配慮から、あえて分解するように作られており、その効果は最長でも5年程度しか持続しません

4-2. 「壁の中」は再処理できない

新築時には、柱や筋交いにも薬剤が塗布されます。しかし、家が完成してしまうと、これらの部材は壁の中に隠れてしまいます 。 5年後に薬剤の効果が切れたとき、壁を剥がして断熱材を取り除き、再処理することは、数百万単位の費用がかかるため現実的ではありません

その結果、築5年を過ぎた日本の木造住宅のほとんどは、壁の中の重要な構造材が無防備な状態(建築基準法違反に近い状態)で放置されているのが実態です 。長年この部分はクローズアップされないようです・・。


第5章:世界標準の解決策「ホウ酸処理(SOUFA)」

「ヒノキの辺材リスク」と「薬剤の有効期限切れ」。この2つの問題を同時に解決し、家を長期間守り抜く唯一の方法が、「ホウ酸」による処理です。

5-1. ホウ酸とは何か?

ホウ酸は、海水や土壌など自然界に広く存在する無機鉱物です 。植物の成長に欠かせない必須元素であり、人間にとっては目薬やコンタクトレンズの保存液にも使われる身近な物質です

5-2. なぜホウ酸が最強の防蟻剤なのか?

  1. 効果が半永久的: ホウ酸は揮発・分解しない無機物です。雨に濡れて溶け出さない限り、木材の中に留まり続け、半永久的に効果を発揮します 。再処理ができない壁の中の柱や土台には、まさに理想的な保存剤です。
  2. 安全性が高い: 腎臓を持つ哺乳類(人間や犬猫)は、ホウ酸を摂取しても尿として排出できるため、食塩と同程度以下の毒性しかありません 。一方、腎臓を持たないシロアリなどの昆虫には、代謝をストップさせる強力な毒として作用します 。
  3. 世界標準の防蟻剤: シロアリ被害が深刻なアメリカのハワイ州や、オーストラリア、ニュージーランドなどでは、ホウ酸処理が広く普及しており、構造材の全量処理が義務付けられている地域もあります 。

5-3. SOUFA(ソウファ)が選ばれる理由

当社が製造・販売する「SOUFA」は、このホウ酸の効果を最大限に引き出した、次世代の防蟻・防腐剤です。

  • 高濃度・高浸透: 特殊な技術により、高濃度のホウ酸水溶液化に成功。木材への浸透力が高く、表面だけでなく内部まで有効成分を届けます。
  • 辺材をバリアに変える: 前述の通り、ヒノキの弱点である「辺材」は水分や栄養を通しやすいため、逆に言えば「薬剤が浸透しやすい」という特徴があります 。SOUFAを処理することで、腐りやすい辺材部分にたっぷりとホウ酸が染み込み、弱点が「強力な防蟻バリア」へと生まれ変わります
  • 認定薬剤の信頼性: SOUFAは、公益社団法人日本木材保存協会から優良木材保存剤(A-5465)としての認定を受けています 。これにより、長期優良住宅などの劣化対策等級3に適合した処理として認められます。

第6章:SOUFAで実現する「失敗しない家づくり」

これから家を建てる方、あるいはリフォームを検討されている方が、具体的にどうすればよいかをまとめました。

6-1. 「全構造材処理」を指定する

アメリカカンザイシロアリのリスクを考えると、地面から1メートルだけでなく、2階の柱や屋根裏を含む「家全体(全構造材)」をSOUFAで処理することを強くお勧めします 。 農薬系の薬剤では、家全体に散布するとシックハウス症候群などの健康リスクが懸念されますが、揮発しないホウ酸(SOUFA)なら、室内の空気を汚さず安全に全構造材処理が可能です。

6-2. ヒノキこそSOUFAで守る

「ヒノキだから処理しなくていい」ではなく、「ヒノキだからこそ、辺材をSOUFAで守って完璧にする」と考えてください。 心材の持つ本来の耐久性と、SOUFAによって強化された辺材のバリアが合わさることで、真に長持ちする高耐久住宅が実現します 。確かにヒノキはやや強いですが、あくまでも「やや」なので、なるべく防蟻処理を実施したほうが良いです。

6-3. コストパフォーマンスの高さ

全構造材をSOUFAで処理する費用は、一般的な戸建て住宅で数十万円程度です 。 5年ごとに農薬を再処理し続けるコスト(しかも壁の中は処理できない)や、シロアリ被害に遭って数百万円のリフォーム費用がかかるリスクと比較すれば、新築時のSOUFA処理は圧倒的にコストパフォーマンスが高い投資と言えます


結論:未来の安心は「正しい知識」と「SOUFA」から

「ヒノキ神話」を盲信し、無処理の木材で家を建てることは、現代のシロアリ事情においてはあまりに無防備です。

  • ヒノキでも「辺材」は食べられる。
  • 今の農薬系防蟻剤は「5年」しか持たない。
  • 空から来るシロアリには「全構造材処理」が必要。

これらの事実を踏まえた上で、家族の健康と資産を守るための最良の選択肢が、ホウ酸系防蟻剤「SOUFA」による全構造材処理です。

当社は、世界基準のホウ酸処理を日本に広め、シロアリ被害に泣く人をゼロにすることを目指しています。 工務店様への説明や、具体的な施工方法についてのご相談も承っております。 見えない部分だからこそ、最初が肝心です。ぜひSOUFAで、100年安心な住まいづくりを実現してください。


参考文献・出典

この記事は、以下の資料・文献に基づき作成されています。

  1. 日本木材防腐工業組合 技術委員会「住宅等を設計される皆様へ ヒノキ等の高耐久な樹種であっても辺材は適切な保存処理が必要です」 (2021年7月) * 表2.1 スギ、ヒノキ、カラマツ素材杭の耐用年数 * 2.2.3 耐蟻性 イエシロアリ巣への設置試験 * 3.5 耐久性が高いのは心材だけ
  2. 日本長期住宅メンテナンス有限責任事業組合「シロアリ被害実態調査報告書」 (2013年3月) * 兵庫県南部地震による木造軸組住宅の被災調査 * 日本のシロアリ分布 * ネオニコチノイドの時代
  3. 荒川民雄「ホウ酸をつかった住まいの害虫退治」 (2013年) * 土台にヒノキを使う場合は、しっかり保存処理する必要がある * ホウ素と生物(代謝阻害のメカニズム) * 全構造材処理住宅(ハワイの事例) * 建築基準法違反住宅オンパレード
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