2020
06.18

ティッシュペーパーの難燃化

ティッシュペーパーにSOUFAを刷毛塗りし、乾燥後アルコールランプで着火しました。

SOUFAはセルロースに対して高い難燃性を付与するので簡単に燃えなくなります。ただし、焦げます。焦げますがそれ以上燃えません。パリパリになってしまうので、もっと濃度の低いSOUFAでも十分だと思われます。

難燃化の仕組みとしては、SOUFAがパルプのセルロースに定着し、熱が加わる事で熱に反応し、綿表面に薄いガラス皮膜を形成します。同時に綿の炭素と結合し、酸素遮断膜を形成します。バーナーで炙っても穴が開きません。

その為、一旦焦げるとそれ以上燃え広がることがありません。刷毛塗程度であればあまり質感に影響は見られません。

ただし、塗布量が多すぎると固くなると考えられます。それはホウ酸がセルロースを若干硬化させる特性がある為です。

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