2017
03.03

セルロースナノファイバー難燃性付与

セルロースナノファイバーの難燃性付与に関してはまだ実証データに乏しくこれから各メーカーが検証してゆく分野だと思います。
⇒セルロースナノファイバーを利用した塗布型難燃剤の考察
具体的には難燃剤を形成段階で練りこむことになるのでしょう。プラスチック樹脂とセルロースナノファイバーを混錬して強度上げようとする場合、プラスチック側に効果のある難燃剤を練りこむ事も有効かもしれません。
ただ、研究によれば一定量以上CNFを混入しないとプラスチック樹脂の強度は上がらないと言われている為、CNF側にも難燃処理を施す必要があるかもしれません。

プラスチックとCNFに同時に効果の高い難燃剤があればベストです。
ただプラ系の難燃剤は環境負荷の高いものが多くあまり利用したくないのが実情です。そうなるとCNFには独自の難燃剤で難燃性を付与する必要があります。

セルロースに効果の高い難燃剤はホウ酸かリン酸です。不燃木材を製造する際に利用されている難燃剤の多くはホウ酸系かリン酸系もしくはその混合液です。不思議な事に不燃木材の難燃剤技術に関しては、化成品業界とほとんど交流がなく不燃木材はそれ単体で各企業が研究しています。
また、薬剤だけの販売を行っている会社はほとんどない為それら難燃剤の詳細はあまりよくわかっていません。

ただそれら難燃剤も完璧という事ではなく、木材の難燃化は色々と課題があるようです。

全般的にホウ酸は効果が高いと言われています。リン酸も効果があるようですが、溶脱問題や材料に悪影響を与える事があるのであまり好まれていません。
ただ、ホウ酸のみで形成されている難燃剤はほとんどない為一部の商品に需要が集中しています。

弊社でも少しだけテストをしています。
今のところ結果は良好です。
ただ、まだ表に出せるようなデータは構築できていませんが・・・。
パウダーで混ぜるのか?水溶液で混ぜるのか?等々検証中です。

セルロースに効果の高い難燃剤という事で、セルロースナノファイバーにも効果が期待できるのではないでしょうか?