2017
03.02

不燃木材の制作方法について

不燃木材の需要は東京オリンピックに向けて右肩上がりだと言われています。
しかし各地の木材団体等は外国産の木材等に押されて需要が下がっておりとても苦戦しているイメージです。その為木材に付加価値を持たせ今までと同じ路線の延長で需要開拓を行う事を考えているメーカーや団体が多いようです。
地場の木材協会さん等からもよくお問合わせを頂きます。

その中で多くの団体や企業が興味を持っているのが木材の不燃化技術です。
日本の建築物の多くは木材で出来ています。その為燃えやすいという事が欠点であり、東京都の木密地域不燃化プロジェクトでは完全なる悪者扱いです。木造を排除しようという動きがあります。
古い木造を壊してコンクリートへというのが基本方針です。

しかし木に対する需要は大きく、特別列車などでは木材をふんだんに利用した設計が採用されていますし、東京オリンピック国立競技場の木造化に関しては大いに注目が集まっています。業界関係者の中ではこれを機に、木材の不燃化利用が促進されるのではないかと期待しているむきもあります。

では実際にそれらに興味のある団体が不燃木材を生産する為にはどの様にすればよいのでしょうか。
主に3つの方法が考えられます。

①既存メーカーのフランチャイズ
②薬剤開発からスタートして自社技術で研究
③薬剤メーカーから薬剤のみ提供をうける

不燃木材の製造会社の中で一番多いのは①だと思います。

既存不燃木材を製造しているメーカーから技術と薬剤を供与してもらいライセンス料を支払いながら不燃木材を販売している会社が多いようです。その為不燃認定番号も自社独自のものではなく、ライセンス元の認定番号を利用します。
これは開発コストがかからない為、今すぐに販売を開始したい団体には有利だと言えます。しかし独自性は生まれません。ただしリスクも低く各位実性も高い為現時点では一番お勧めです。

では②の薬剤開発からスタートに関してですが、これは先が見えない為あまりお勧めしません。
そもそも木材関係者が化学薬品の開発からスタートすると言う事には無理があります。

③の薬剤メーカーから薬剤のみ提供を受ける方法は実現可能でしょう。ただし、不燃木材メーカーは自社薬剤のみの提供はあまり行ってくれません。技術流出の懸念もある為、フランチャイズでの製造を提案される事が多いようです。

そこで弊社soufaが登場します。

弊社は薬剤提供を主な業務としておりそれ単体での依頼をお受けする事が可能です。soufaを浸みこませた木材は不燃認定レベルの性能を発揮する事を自社試験にて確認しています。
浸含技術も有しており、加圧や減圧釜を利用しない低コストの浸含システムです。

減圧加圧装置を利用しての含浸にも利用可能です。
自社にて不燃木材の制作を考えている方はご相談ください。

詳しくは公式サイトでご確認ください。
SOUFA公式サイト

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