2017
02.28

防炎スプレーまとめ

防炎スプレーという商品が販売されています。

これはスプレータイプの難燃剤という位置づけです。難燃剤という言葉はあまり一般になじみが無いのですが、要するに燃えにくくる液体です。

弊社SOUFAでも500mlのスプレータイプの商品を販売開始しています。
【公式】SOUFA公式Yahoo!ショッピングサイト
SOUFAは水とホウ酸塩のみで生成されているセルロースに対して効果の高い難燃剤です。木材や紙、繊維などに効果を発揮します。

こちらは・・・詳細が書いていないの不明です。
http://store.shopping.yahoo.co.jp/inter-shop/aij-957.html

こちらはファルガードという商品です。
ファルガード

東急ハンズが販売代理をしていますので、安心できる商品なのではないでしょうか。
公式サイトにはホウ素系化合物との記載があります。
ホウ素系化合物とは主成分がホウ酸の場合に使われる言葉です。
ホウ酸は常温では水に溶けにくい性質がありそのままでは難燃効果を発揮するほど高濃度に溶かしこむ事が難しい材料です。その為、助剤を同時添加する事で高濃度の水溶液を精製する方法がとられています。
ファルガードの詳細な製品精製方法は公開されていないので、推測になりますがリン酸第2アンモニウムを添加しているのではないかを推測されます。
この助剤を入れることによって高濃度のホウ素系化合物を精製する事が出来るからです。
リン酸アンモニウムには刺激性があるようなので、注意が必要かもしれません。

続いてはこちら。
ハイショーカー
主成分はセラミックとミネラル液との事。SDSが発行されていないので詳細が不明ですが、いくつかの資料を確認するとおそらくケイ酸ナトリウムではないかと想定されます。俗に言う水ガラスというものですね。難燃効果は高いです。

この商品がどうかはわからないのですが、ケイ酸ナトリウムは毒ありです。取り扱い注意。

こちらもホウ酸系化合物。セラミックとの混合との事なので、ホウ酸とケイ酸かな?と思います。
防炎スプレー

こちらも検索上位に入ってくる防炎スプレーです。
防炎王
ホウ素系複合剤との記載あり。ホウ酸と何かを混ぜているのかな?
シロアリの忌避効果ありとの事なのでホウ酸が主成分なのは間違いないですね。

ネットで調べて見つかるのは大体このくらいでしょうか。
多くがホウ酸系ですね。ホウ酸は毒性が低くセルロースに対しての難燃効果が高い事が特徴です。
注意が必要なのはこれらの防炎スプレーの多くはプラスチックやゴム、スポンジ等への効果は限定的であるという事です。
まったく効果が無いわけではありませんが、可燃性の強いものに関しては臭素系の難燃剤の方が効果を発揮します。ただし臭素系難燃剤は毒性が高く現在では流通を制限する方向に進んでいます。

紙や木材、天然繊維系の材料を防炎するのであれば上記商品が役にたつでしょう。

弊社では熊本地震の際に被災地支援として防炎スプレーをボランティアセンターへ提供しました。
仮設の段ボール間仕切りや洋服、新聞紙等に吹付ける事で2次被害である災害を予防する事が目的です。

詳しくは公式サイトでご確認ください。
SOUFA公式サイト

  • フォローする