2017
02.28

不燃木材フランチャイズの不思議について考察

これは批判している訳ではないので、そこのところはご理解ください。

不燃木材製造はフランチャイズ契約を結んでいる会社が多いようです。
ある時色々と調べていると、同じ不燃認定番号が違う会社で提示されていることに気が付きました。そこで少しだけ認定番号を追いかけながら会社情報を調べてみました。

すると下記の様に企業が紐付いている事が分かりました。

親:アドコスミック
子:中部メンテナンス、小原木材、ボード、札幌斉藤木材、クリスタル鹿児島、東集、北浦、建和産業、相模原木材センター、北材商事、ニッシキンクス、銘林、丸石銘木、ブレッドジャパンetc

親:ARS
子:ビービーウッドジャパン、尾州木材

親:イムノバックスジャパン
子:ラボットプランナー

他のも沢山ありそうなのですが、多すぎて調べられないのでこの辺でやめておきますがこれら会社は「親」会社からノウハウや薬剤提供を受け、不燃木材を製造販売しています。これってOKなの?と疑問に思ったので国土交通省に確認したところ「OK」との回答がありました。

因みにこれら親会社の中には平成23年の不燃木材性能不足問題に該当している会社もあります。その辺りも含めて国土交通省の担当者に確認しました。

その回答によると
①23年の認定不足問題以降、不燃木材認可はかなり厳しくなった
②23年以前に認定を取得している会社のライセンス製造は可
③現在新たに認定取得をした企業はライセンス付与をしたり、他社に製造させることは不可

????要するに、昔認定番号を取得している企業はフランチャイズ製造がOKとのだけれども、これから認定を取得した会社はフランチャイズ製造をさせてはならないという事だそうです。
昔の認定番号を取得している会社はこれからもライセンス付与できるそうです。

昔はフランチャイズを制限する規定がなく、事実上どこで不燃木材を製造させても問題ないと言うことになっているという回答でした。

これらの企業の中には性能不足の際に引っかかっている企業もあるのに・・・と思いながらも、国としても一度出した認定を取り上げると言う事は難しいのでしょう。
しかもピックアップしていない会社の中にも性能不足の会社がある可能性はあるので、逆に不公平になることも考えられます。悩ましい問題です。

ただ、実際に国土交通省の方とお話が出来て事実を認識る事が出来たので良かったと思います。
不燃木材認定は色々と不透明な事が多いので、少しずつでも事実関係を確認しながら進んでゆきたいと思います。

詳しくは公式サイトでご確認ください。
SOUFA公式サイト

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