2017
02.28

紙の防炎剤としての【新しいポリホウ酸塩が登場】リン酸塩や水酸化アルミニウム

紙の防炎剤・難燃剤として多く利用されているのはリン酸塩や水酸化アルミニウムです。

リン酸塩の難燃機構はチャートの形成。※だったと思う・・・。
水酸化アルミニウムの難燃機構は水の発生による消火ですね。

紙系材料(紙、和紙、ダンボール、パルプ等)の企業様よりお問合わせを頂く事が増えてきました。その内容は「新規難燃剤・防炎剤」を探しているというものです。
難燃剤の業界では新しい商品というのはなかなか出てこないようです。

リン系の難燃剤を利用していて、紙のコシが無くなってしまったり黄変してしまうというご相談はよく頂きます。また水酸化アルミニウムは大量に添加する必要がある為紙の質感に不満がある様です。
しかし、紙への難燃性付与というのはあまり積極的に考えてこられなかったようで新しい難燃剤は登場していませんでした。
そこで登場したのが弊社が製造販売するsoufaポリホウ酸ナトリウムです。

水溶性で無色透明無臭、哺乳類に対する毒性はほぼなく、昆虫に対しては猛毒です。
パウダータイプと水溶液タイプを用意しています。
水溶液タイプがこちらです。


soufaティッシュに吹き付け

水溶性の難燃剤で水に溶けています。主成分はホウ酸で人体にはほぼ害がありません。
未処理ティッシュと処理済みティッシュを同時に着火しました。

燃焼に大きな差が出ます。
このポリホウ酸ナトリウムはsoufaという名前で製造しており、元々は木材用難燃剤として開発されました。その中で木材の主成分であるセルロースによく効くという事が分かり紙やパルプなどのセルロース系材料の難燃剤としても注目されています。

近頃ではセルロースナノファイバー向けのサンプル出荷も一部行っています。

我々の知見ではリン系や水酸化アルミよりも少量で優れた効果を発揮すると考えています。
こちらは和紙へ塗布し、乾燥後着火したものです。


だいぶ長い間接炎しましたが着火しませんでした。soufaは熱によって発泡し炭化層を形成します。表面に塗膜を形成し酸素供給を遮断する事で自己消化、着火を防ぐ効果があります。

こちらはあるメーカー様にご協力いただいた和紙系の材料です。


薄い材料ですが黄変もせず、材料のコシも無くなってい無い事が特徴です。

新しいセルロース用の難燃剤として注目されています。

我々も木材用の難燃剤として考えていた為、まだまだその他材料の知見が少ないです。
これから多くの分野で利用がされる事を期待しています。

詳しくは公式サイトでご確認ください。
SOUFA公式サイト