対策・駆除について

アメリカカンザイシロアリの被害が一度発見されると、建物全体へのガス燻蒸処理や熱風処理という大掛かりな駆除が必要となります。最近の国内処理例では九州での施工が増えています。ant killer borax .

ホウ酸系防蟻剤7

これには一般的な30 ~ 50 坪の家で約100 万円が必要となります。また工期も3 日ほどかかるので、その間は人・ペットは中には入れません。アメリカカンザイシロアリは完全に駆除できますが、薬剤が建材に残留しないため、再度被害にあう可能性があります。よって定期的(5 年に1 回程度)な駆除が必要とされます。 木造住宅の耐用年数は一般的に30 年といわれていますが、欧米では100 年とも言われています。この違いは、各種のシロアリ対策の状況によって左右されていると考えても良いでしょう。住宅を長期利用するためには、とどのつまり予防処置の徹底が必須です。 この予防処置をどのレベルで行うかという課題があります。アメリカカンザイシロアリには今までの農薬系防蟻剤は効果が低くホウ酸系防蟻剤を使用しない限り対策するのは困難だと言われれています。
① 建築材料もしくは素材の段階で行う処理
(工業的な塗布・含浸)
② 建築途上でおこなう処理
(人手によるスプレーや刷毛による塗布)
③ 建築完成後、もしくはメンテナンスとして行われる方法
(人手によるスプレーや刷毛による塗布やガス燻蒸処理など)
上記のような段階等が考えられますが、木材の足部まで対策できることと費用対効果を考えると、
①のレベルでの予防処置が最も妥当であると言えます。

2009年 日本木材学会生物劣化研究所 京都大学生存圏研究所 吉村 剛教授 資料より
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